赤ちゃんがお風呂で急に泣くようになった!原因と対策は?
今までは泣くこともなく楽しそうにお風呂に入れていたのに、ある日突然泣くようになってしまったという経験を持つパパママは意外と多いものです。ここでは赤ちゃんがお風呂で泣いてしまう原因と対策について詳細に解説していきたいと思います。
目次
赤ちゃんがお風呂で泣く原因は?
まだ言葉を話すことができない赤ちゃんは何か伝えたいことがあっても、泣くことでしか意思表示ができません。お風呂で泣いてしまうのにはそれなりの原因があります。該当しているものがないかパパママが確認してお風呂に入れてあげるようにしましょう。
おなかが空いている
もうすぐ授乳やミルクの時間だけど、先にお風呂に入れてしまおう!と考えるパパママも多いですよね。赤ちゃんが空腹のときにお風呂に無理やり入れられてしまうと当然不機嫌になります。授乳の合間にタイミング良くお風呂に入れるのはなかなか難しいことではありますが、できるだけ赤ちゃんのおなかが空いていない時間に入れられると良いですね。
眠い
お風呂に入る時間が遅れてしまうと、普段寝ている時間に食い込んでしまう場合もあります。赤ちゃんは眠いときにぐずったりしますから、そんなときにお風呂に入るとギャン泣きする可能性があります。
あまり遅くなりすぎない時間に、できるだけ時間を決めてお風呂に入れるようにしましょう。
お湯が熱い
赤ちゃんにとってお風呂のお湯の適正温度は38~40℃と言われています。しかしこの範囲であれば必ず赤ちゃんが快適に感じるという訳ではなく、当然個人差があります。
昨日までは38℃にしていたけれども、今日はちょっと寒いから39℃にしてみたというちょっとした差でも赤ちゃんは敏感に感じ取ります。
また、自動給湯まかせで温度計でお湯の温度を測っていないと、実際のお湯の温度は結構熱かったりぬるかったりします。特に追い焚き機能が働いた直後のお湯は結構熱いです。
実際に一度、温度計でお湯の温度を測ってみることをおすすめします。
裸がイヤ
お風呂に入る前に服を脱がせるだけでギャン泣きしてしまう赤ちゃんもいます。自分の体に何もかかっていないことに不安を覚えるのが一番の理由ですので、新生児のころの沐浴のように沐浴布をかけてあげると赤ちゃんも安心します。
石鹸が目にしみる
頭や顔を洗っているときに、赤ちゃんの目に泡が入ってしまうことはよくありますよね。大人でもイヤなことですから当然赤ちゃんも嫌がります。
特に目にしみやすいシャンプーやボディソープがあるようにも感じます。一度、赤ちゃん用の泡で出るタイプのボディソープを自分で使ってみたら、指に傷がある部分にしみるような痛みを感じました。元々傷があったということもありますが、大人の自分が痛いということは赤ちゃんにとってはあまりよくないモノだと判断して使うのをやめました。
個人的なおすすめは牛乳石鹸です。この石鹸は目にまったくしみないという訳ではありませんが、一般的なベビー用ボディーソープと比較しても最も低刺激な部類に入ります。
色々と赤ちゃん用のボディソープやらシャンプーやら出ていますが、一番シンプルなこの牛乳石鹸が一番体に優しいということがわかりました。余分な添加物が入っておらず、90年ものロングセラー商品ということが良品の証明でもありますよね。
さっぱりタイプの青箱としっとりタイプの赤箱がありますが、赤箱がおすすめです!
大人にもぜひ使って欲しい石鹸です。我が家では娘も私も同じ牛乳石鹸で体を洗っています。
色々とわかってきた
生後7、8ヶ月ごろになると赤ちゃんは自分がどんな環境に置かれているのかよくわかってくるようになります。
それまでは何がなんだかよくわからないことも多いのですが、例えばお風呂に入っていれば「今はお風呂に入っているんだな」ということがわかってきます。
そのことが普段と違うということをはっきりと認識することにつながり、不安などから泣いてしまうことがあります。発達の過程の1つですので安心してください。
ずっと泣き続けることはなく、だんだんと慣れてきて泣くことはなくなります。
痛いところがある
おむつかぶれなど、痛いところがあることが原因で泣いている可能性があります。
普段は痛くなくても、熱いお湯がかかることで患部がしみて痛くなっているかもしれません。まずは患部を治すこと、それまでは温めのお湯でお風呂に入ることなどを心がけましょう。
どうしてもお風呂に入れない場合はお湯で濡らしたガーゼで体を拭くことでお風呂の代わりにすることも検討しましょう。
浴室の温度が低い・高い
季節の変わり目などには注意が必要ですね。昨日まではニコニコしてお風呂に入っていたのに今日になったら急にギャン泣きしてしまったという場合、今日は気温がとても低い日だったなんてことはありませんか?
赤ちゃんは大人よりも敏感に気温や湿度の違いに反応します。
冬の寒い日は赤ちゃんをお風呂に入れる前に熱いシャワーを壁にかけたりして、予め浴室内の温度を上げておくなどの工夫をしてみてください。
大きな音に驚いた
シャワーを急に出したり、洗面器から勢い良くお湯をかけたりすると浴室内には大きな音が鳴り響きます。赤ちゃんはこういった音にも敏感に反応してしまいます。
赤ちゃんを驚かせないようになるべく大きな音は出さないようにしましょう。
お湯が一気にかかった
シャワーのお湯が急に体にかかると赤ちゃんはびっくりして泣いてしまうことがあります。特に温度が高かったり水圧が強い場合は要注意です。
赤ちゃんにシャワーのお湯をかけるときは心臓に遠い部分、足に少しずつかけることから始めてだんだん体全体にかけるようにしましょう。
また、湯船のお湯につかるときも一気に浸かるのではなく、足から少しずつゆっくり浸かっていくように心がけましょう。
シャワーの水圧が強い
大人の場合、どちらかと言えばシャワーの水圧は強めの方が好まれますが、赤ちゃんは水圧に対しても敏感ですので弱めにしてあげてください。
大人が普段使っているシャワーの水圧は赤ちゃんにとっては強すぎます。優しくシャワーをかけてあげましょうね。
授乳後すぐの入浴
おっぱいやミルクを飲んでから少なくとも30分は時間を空けてからお風呂に入れてあげるようにしましょう。授乳後すぐは、赤ちゃんの消化器官は活発に活動して消化吸収をしようとしています。
その時間にお風呂に入れてしまうと、赤ちゃんの消化吸収を阻害してしまうことになります。
体の自由が効かなくてイヤ
赤ちゃんの体を手早く洗おうとして体を押さえつけたりしていませんか?赤ちゃんは自分の体を自由に動かせないことを嫌います。
かといって自由にさせすぎてしまうと危険があるのも事実です。できるだけやんわりと軽い力で赤ちゃんをコントロールしてあげましょう。
思い出しちゃった
今までに石鹸が目に入ってしみたとか、急に熱いシャワーを浴びたとか、お風呂での過去の怖い経験を思い出してしまって泣いてしまうということもあります。
お風呂=怖いところと思ってしまって、何もなくても泣いてしまう場合もあります。パパママが楽しそうな雰囲気を作ってお風呂は楽しいところということを赤ちゃんに教えてあげるようにしましょう。
赤ちゃんがお風呂で泣いてしまうときの対策
基本的にはこれまで説明してきた赤ちゃんが泣いてしまう原因を取り除くことで改善されることが多いので、当てはまっていると思われることについては改善するようにしましょう。ここではその他に気をつけるべきことを紹介していきます。
時間が解決
赤ちゃんがお風呂で泣くのは一過性の場合がほとんどです。
生後6ヶ月の赤ちゃんで、今までは楽しそうにお風呂に入っていたけれどある日突然泣くようになったけど、数日経ったらまたニコニコでお風呂に入るようになったというケースもあります。
多くの場合は何ヶ月も続くものではありません。今だけと思ってパパママも赤ちゃんと一緒に楽しくお風呂に入ることを心がけましょう。
優しく声をかけてあげる
赤ちゃんが泣いていると、どうしてもパパママも焦ってしまい、怖い顔をしているものです。
慌てすぎて怖い顔をしていたりするとその雰囲気は赤ちゃんにも伝わります。赤ちゃんがギャン泣きしているときに冷静になるのは難しいかもしれませんが、笑顔で優しく声がけをしてあげるようにしましょう。
赤ちゃんの好きな歌を歌ってあげるのもいいですね。
おもちゃなどで気を紛らわせる
お風呂で遊べるおもちゃは多数販売されていますし、普段遊んでいるお気に入りのおもちゃでもお風呂で使っても良さそうなものを持ち込んで赤ちゃんの気を引くという作戦も有効です。
慣れてくればお風呂は楽しいところという印象を赤ちゃんに与えることもできますので、今後楽しくお風呂に入ることにもつながりますね。
まとめ
赤ちゃんがお風呂で泣いてしまうという経験をしたパパママは非常に多いです。赤ちゃんは日々成長していて、その過程の1つと理解しましょう。
単純にお風呂嫌いという場合もありますが、それでも大人になるまでお風呂に入るたびに毎日ギャン泣きするということはありえません。楽しくお風呂に入れる日は必ずやってきますよ!