赤ちゃんが顔をこする原因と対策は?顔が赤くなってかわいそう!
赤ちゃんってよく顔をゴシゴシとこすってしまいますよね。
その後はいつもこすったところが赤くなってしまいます。
せっかくのかわいい顔が真っ赤になってしまってかわいそう…
赤ちゃんが顔をこすってしまう原因と対策をまとめました。
目次
顔をこする原因は?
赤ちゃんが顔をゴシゴシとこすってしまうのには原因があります。
原因を知って、それをできるだけ取り除いてあげたり軽減させてあげることで顔が真っ赤になってしまうのを防ぎたいですね。
眠いときに顔をこする?
赤ちゃんが顔をこすってしまう1つ目の原因は「眠いから」です。
赤ちゃんが顔をこする主な原因でもあります。
大人もそうですが、眠いときに目をこすってしまうときってありますよね。
人間の体は睡眠時には様々な機能が低下する性質を持っています。
涙の分泌機能もその1つで、睡眠時や眠いときには目から涙が分泌しづらくなります。
乾いた目は不快ですので、刺激して涙を出そうと目をこすろうとします。
しかし赤ちゃんは手をうまく使えないため、顔をゴシゴシとこすってしまうという訳なんですね。
また、力加減を調整できなかったり、指先をうまく使えなかったりするために爪を立てて強く引っ掻いてしまったりするために顔に傷ができてしまったりもします。
湿疹が痒くてこする?
赤ちゃんが顔をこするもう1つの原因は「痒いから」です。
痒いと感じる主な原因は乳児脂漏性湿疹などの皮膚疾患やアレルギー症状などが考えられます。
痒くて顔をこすってしまう場合はその根本的な原因を取り除いてあげる必要があり、場合によっては小児科や皮膚科への受診も有効な手段になります。
乳児脂漏性湿疹
乳児脂漏性湿疹は生後数週間から4ヶ月くらいの赤ちゃんに多く見られる乳児湿疹の1つです。
特徴は首から下にできることはなく、おでこや眉毛、ほっぺたや頭皮などに赤い湿疹ができたり黄色いかかさぶたのようなものができたりします。
見た目が赤かったりカサカサになったりしますので治してあげたいと思うパパママはこちらの記事を参考にケアをしてあげてくださいね。
うちの子も乳児脂漏性湿疹になってしまいましたが、正しいケアをしたら数日でキレイに治りましたよ。
新生児にきび
多くの赤ちゃんが経験するであろう人生で初めてのニキビです。
生後1ヶ月くらいまでの赤ちゃんに多く見られる新生児にきびの原因は毛穴に皮脂が詰まってしまうことです。
沐浴時に沐浴剤ではなく赤ちゃん用の石鹸をよく泡立てて優しくしっかりと洗ってしっかりとお湯ですすぐこと、そしてお風呂上がりに保湿剤でしっかりと保湿をすることですぐによくなります。
うちの子も生後3週間くらいのときに新生児にきびになりましたが、上記の方法でケアをしていたらすぐに治りました。
それまではスキナベーブという沐浴剤を使っていたのですが、やっぱり石鹸で余分な皮脂や汚れを落とすことって大事なことなんですね。
アトピー性皮膚炎
早ければ生後1ヶ月から症状が見られるアトピー性皮膚炎は慢性的に非常に強いかゆみが出る湿疹の1つです。
アレルギーと関係している場合が多いと考えられていて、湿疹のピークは離乳食が始まる生後5、6ヶ月ごろと言われています。
その後は改善傾向が見られ、1歳ごろには症状がなくなる赤ちゃんがほとんどですが、大きくなってからもアトピーに悩まされる子供も多くいます。
継続的な治療が根治には必要で、皮膚科への通院が必要になってきます。
食物アレルギー
離乳食が始まると母乳やミルク以外のものを口にするようになりますが、アレルギーには気をつけながら進めていかなければいけませんよね。
赤ちゃんにとっては初めて食べるものばかりです。
アレルギーが出ると皮膚に湿疹や蕁麻疹が出て、強いかゆみを引き起こす場合があります。
食物アレルギーの場合は小児科を受診してテストをすることで食物を特定することもできます。
アレルギーはアナフィラキシーショックなどを引き起こす場合もあり、かなり怖いものですのでしっかりと小児科の先生と相談するようにしましょう。
抱っこのときに顔を服にこすりつける!
抱っこをしているとパパママの胸のあたりに顔をこすりつける赤ちゃんもいますね。
自分の手が自由にならないときは自分の顔を目の前のものにこすりつけるんです。
手でこすることよりも、パパママの服や敷ふとんのシーツにこすりつけることが多い赤ちゃんもいますが、原因は上述したものと同じです。
パパママが着ている服の素材が硬いものだったり、ボタンやファスナーなどの突起がある場合は赤ちゃんの顔をひどく傷つけてしまう可能性もあるので、そういった服を着ているときは赤ちゃんを抱っこしないように気をつけたいですね。
手でこするのとは違って鼻の頭が赤くなってしまう赤ちゃんもいますので、きちんと対策をしてあげましょう。
赤ちゃんが顔をこするときの対策
赤ちゃんが顔をこする原因に対応した対策をとって、なるべく赤ちゃんの顔をキレイに保ってあげたいですね。
爪を切る
顔をこするのが気になるようであればまず最初に赤ちゃんの爪をキレイに整えてあげることをしてあげてください。
赤ちゃんは自分の顔でも容赦なく爪を立ててガシガシと掻いてしまいます。
爪を切った後も、爪の先を触って尖っているところなどがあればヤスリで滑らかに整えてあげましょう。
赤ちゃんの爪は本当に伸びるのが早いです。
この前切ったばかりだと思っていてもすぐに伸びますので、こまめに切ってあげましょうね。
ミトンをする
ミトンをすることで手を柔らかい綿やガーゼで覆うことができるので、爪を立てて顔を引っ掻いたりこすったりすることはなくなります。
ひどく赤くなったり傷が付いてしまうのを防ぐことができる反面、赤ちゃんの体温調整機能を阻害してしまうという一面もあります。
赤ちゃんにミトンはよくないっていう話は本当なのか?実体験から解説!
ミトンをする場合も特に夏場はうつ熱などが心配ですので、一日中ずっと付けているのではなく、気づいたときには外してあげるようにしてあげたいですね。
シーツや服などに気をつける
赤ちゃん用のシーツは肌に優しいものでできている場合がほとんどですが、服やぬいぐるみ、おもちゃなど赤ちゃんの肌にとって刺激のあるものが触れるところにないか確認してみましょう。
綿100%素材のものでしたら基本的には安心ですが、化学繊維のものなどに肌が過剰に反応してしまう場合もあります。
また、洗濯をするときの洗剤が赤ちゃん用のものや肌に合っているものを使用しているか、柔軟剤を使用していないかなどいつもの生活をよく考えて振り返ってみましょう。
赤ちゃんの肌は大人の4倍弱いと言われています。
特に顔の皮膚は弱くできていますので、特に直接触れるようなものには素材などにも気を使って清潔に保っておきたいですね。
眠いとき
眠いときに顔をこする赤ちゃんは、癖のようなものなのでなかなかやめさせることは難しいと思います。
しかし眠そうなときや顔をこすり始めたときなどに抱っこしてあげて安心させてあげたりすることで軽減することはできるかもしれません。
湿疹やニキビなど
乳児脂漏性湿疹や新生児ニキビなどの場合は根本的な原因を取り除いてあげましょう。
これらが原因で顔を掻いてしまう場合は、皮膚疾患を治すことで顔を掻かなくなるかもしれません。
日々のケアをしっかりと実践してあげればほとんどの場合は数日のうちにキレイに治ります。
基本は清潔にして保湿をしてあげることです。
まとめ
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、顔をこすってしまった傷や赤い跡は思ったよりも早く治りますが、赤ちゃんのかわいい顔にはそもそも顔に傷を付けたくありませんよね。
まだまだ自分では手の動きや力加減すらうまくコントロールできない赤ちゃんですからパパママがしっかりとケアしてあげる必要があります。
湿疹やニキビなども治って、眠いとき以外にも頻繁に顔をこするようであればアレルギーなど他の原因があるかもしれませんので小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。