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赤ちゃんの病気

赤ちゃんのうんちの色をチェック!緑色は病気?

通常は赤ちゃんのうんちの色は黄色っぽい色だと思いますが、急に緑色のうんちが出るとビックリしますよね。
もしかしてウチの子病気?と思ってしまうほどです。

しかし、一般的に緑色のうんちは心配しなくても大丈夫です。

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うんちの色を確認しよう

母子手帳などに便のカラーチャートがありますので、それと赤ちゃんのうんちの色を見比べてみましょう。
便カラーチャート
※この画像はモニターや液晶画面によって若干色合いが変わりますので参考までに。
4番から7番に該当するうんちの色であれば問題ありません。

緑色のうんちは問題ない?

緑色のうんち
うんちの色は健康状態であれば黄色緑色です。
基本的には黄色っぽい色をしています。

ビリルビンという胆汁色素が肝臓から出されるのですが、これがうんちを黄色くします。
うんちが腸の中に長く留まると酸化して緑色のうんちになります。

上記のカラーチャートで言うと7番か、それよりももっと緑色っぽいうんちですね。

1日3回うんちが出ていた赤ちゃんが1日1回のうんちしか出なかった日などは腸の中にうんちが長い時間留まっていたことになりますので緑色のうんちが出る原因になります。
これは健康上の問題はありません。

また、母乳よりも粉ミルクを飲んでいる赤ちゃんの方がうんちは固く、緑色っぽくなる傾向があります。

うんちの色が白・黒・赤は要注意!

黄色や緑色のうんちは心配しなくても大丈夫ですが、白・黒・赤のうんちは要注意です。

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白いうんちの原因

白いうんち
白いうんちは、肝臓から出る胆汁が便と混ざらないことが原因です。
その理由はいくつか考えられますが、冬場であればロタウイルスの感染が考えられます。
その場合は嘔吐や下痢、発熱を伴います。

もう一つ疑われるのが胆道閉鎖症です。
これは肝臓と腸を繋ぐ管が生まれつき、あるいは生後すぐに塞がっていたり管自体がなかったりする病気です。
約1万人に1人が発症する病気で、毎年約100人の赤ちゃんが胆道閉鎖症にかかっています。

この病気の怖いところは発見が生後3ヶ月から4ヶ月になってしまうと命に関わってくるということです。
胆道閉鎖症の場合は主に外科的な手術で治療することになります。

生後すぐにはわからない病気なので、1ヶ月から3ヶ月の赤ちゃんの場合は白い便をしていないか毎日チェックするようにしましょう。
もし白いうんちを発見したらすぐに小児科に行くようにしましょう。

赤いうんちの原因

赤いうんち
イチゴジャム状の真っ赤なうんちが出た場合は要注意です。
サルモネラ菌やO―157のような病原菌性大腸炎や、腸重積症という病気の可能性があります。

腸重積症とは生後3ヶ月から2歳くらいまでの赤ちゃんが突然発症する病気ですが、原因はよくわかっていません。
重症化すると腸全体が壊死してしまう恐ろしい病気なので早期発見・早期治療が大切になります。

また、赤いうんちでも心配のないものもあります。
黄色いうんちの中に赤い糸状のものが混在している場合や、頑固な便秘の後のうんちで出血を伴っている場合は腸の出口に近い部分の粘膜が傷ついてしまっただけの場合も多くあります。

この場合は一過性のもので何日も継続するものではありません。
心配しなくても問題ないのですが、危険な赤いうんちと見分けが付かない場合は念のため小児科を受診してください。

黒いうんちの原因

黒いうんち
生まれてすぐの赤ちゃんは胎便と呼ばれる黒緑色のドロっとしたうんちをします。
このうんちは健康上問題のないものです。

また、鼻血を飲み込んでしまった場合や鉄分を多く採った後のうんちは黒っぽくなることがありますが、これは一過性のもので数日後には元のうんちの色に戻ります。

普段は黄色や緑色のうんちをしていたのに突然黒いうんちをした場合は要注意です。
腸の肛門に近い部分や肛門から出血があった場合は赤いうんちになりますが、もっと体の上の方で出血があった場合は赤黒いうんちになります。

主に胃や腸の上の方などからの出血が考えられますが、すぐに小児科を受診するようにしましょう。

まとめ

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うんちの回数や色は○ヶ月の赤ちゃんだからこう!と決まるものではなく、個人差がとても大きいものです。
排便回数が3日に1回でも健康な赤ちゃんもいれば、毎日5回もうんちをする健康な赤ちゃんもいます。

他の赤ちゃんと比べるのではなく、大切なのは普段から日常的にチェックすること。
そしてその中で変化に気づくことです。

また、赤ちゃんに元気があるかどうかやいつもどおりおっぱいやミルクを飲むかどうかは病気かどうかの大きな判断材料になります。
うんちの回数や色だけにとらわれることなく、赤ちゃんの様子なども含めてチェックしてあげることが大切ですね。

もちろん時間的余裕があれば小児科の先生に診てもらうのが一番の解決策になります。
不安に思うことがあれば小児科を受診するようにしましょう。

小児科に行く際には色のついたうんちを持って行って先生に診てもらうのが一番なのですが、感染症の疑いもありますので便の持参を自粛するように言っている病院も少なくありません。
電話で先にうんちを持って行っていいか先に確認した方がいい場合もあります。

難しいようであればうんちの写真を撮っておくのもいいですね。

うんちの色は赤ちゃんの健康状態を確かめられるバロメーターの1つです。
毎日チェックするようにしましょう。

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