ベビーベッドとベビー布団、どっちがいいの?選び方を徹底比較!
赤ちゃんが生まれて必ず必要なのが赤ちゃんの寝る場所ですよね。
主にベビーベッド派とベビー布団派に分かれると思いますが、どっちを選んだらいいのか迷ってしまう時もあります。
そんな迷われたあなたのためにベビーベッド、布団それぞれのメリット・デメリット、選び方を徹底的に解説していきますよ!
目次
ベビーベッドのサイズや種類・機能
ベビーベッドでこういうものだよっていう基本的な機能やサイズなどを紹介します。
ベビーベッドのサイズ
ベビーベッドには普通サイズとミニサイズの2種類があります。
普通サイズのベビーベッドはレギュラーサイズやスタンダードサイズなどと呼ばれることもあります。
普通サイズのベビーベッドは内寸が120cm×70cmです。
ミニサイズのベビーベッドは内寸が90cm×60cmです。
ベビーベッドの上にはベビー布団を置いて使用するのですが、ベビー布団にも普通サイズとミニサイズに対応したものが2種類あります。
ここに表記したサイズはあくまでベビーベッドの内寸です。
外寸は当然これよりも大きく、ベビーベッドごとに若干違いますので詳細は確認するようにしましょう。
海外メーカーのベビーベッドや輸入品に関してはこの規格でないものもありますので、確認するようにしましょう。
夜は寝室に置いて、昼間はリビングに移動するような生活をイメージしている人はドアや廊下を通れるサイズなのかきちんと確認するようにしましょうね。
我が家は通常サイズのベビーベッドを購入しました。
ドアがベビーベッドよりも2mmだけ広かったのですが、ギリギリ!で何とか通れたので寝室とリビングを行き来しています。
ベビーベッドの機能
ベビーベッドには単純にベッドになるだけではなく、メーカーにより様々な機能が考えられているものが多く販売されています。
収納
一番多く見かけるのがベビーベッドの下が収納スペースになっているもの。
出典:Amazon
これは非常に便利で、おむつセットやガーゼ、授乳パッドなど様々なものを入れておくことができます。
赤ちゃんのお世話をするすぐ下に荷物や道具があるっていうのはものすごく使いやすいです。
ベビーベッドは一見大きくてジャマになるように思えますが、ここの収納スペースのおかげで空間を有効利用できます。
ベビーサークル
また、月齢が上がってベビーベッドとして使えなくなってしまった後も組み立てなおしてベビーサークルとして使えるモデルもあります。
出典:Amazon
せっかく買っても使える期間は短そうだしどうしよう…と感じているパパママにとってもこうして形を変えて長く使えるベビーベッドは嬉しいですよね。
コンパクトに収納
使わない時は小さく折りたためるものもあります。
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毎日使うものなのでそこまで頻繁に折りたたんだりするものではありませんが、祖父母の家などにお出かけする機会が多いファミリーなどには非常に便利ですよね。
添い寝
大人のベッドに横付けして添い寝ができるタイプのベビーベッドもあります。
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通常のベビーベッドも単純に大人のベッドに横付けすれば添い寝ができるのでは?と思っている方もいるかもしれませんが、実は難しいんです。
その理由が柵なんですよね。
ベビーベッドの片側の柵は上下できるようになっていますが、そのほとんどはベビー布団に対してフラットになるまでは下がりません。
たいだい5cm~10cmくらい高い位置で止まるようになっています。
転落の危険性を低くするための安全設計だと思います。
添い寝ができるタイプのベビーベッドは柵を完全に取り外したりすることで添い寝ができるくらいまで大人用のベッドとくっつけることができます。
大人のベッドと固定もできるようになっているので不意に動いたりもせずに安心して使えますね。
パパママがベッドで寝るスタイルで生活している場合に、ベッドの横にベビーベッドを置くスペースがあるならばこの添い寝できるベビーベッドは魅力的ですよね。
我が家は本当はこういう添い寝できるベビーベッドがよかったのですが、スペースの問題で断念しました。
広い家が羨ましい…
床板の高さ調整
床板の高さを何段階かに調整できるものは非常に多いです。
つかまり立ちができるようになったら床板を一番下に下げて赤ちゃんが柵からでないように安全対策をして使っているママさんもいますね。
また、床板がかなり高く調整できるハイタイプのベビーベッドもあります。
出典:Amazon
おむつ替えや抱き上げるときなどに腰に負担がかからないのでこういうタイプを選ぶのも良いですね。
柵の開閉
柵が上下にスライドすることで開閉し、赤ちゃんのお世話をしやすくなっているベビーベッドがほとんどです。
一般的には収納スペースのドアになっている側の柵が上下するものが多いですが、ものによっては3方の柵が上下して、どこからでも赤ちゃんを抱っこしやすいタイプのものもあります。
出典:Amazon
その他、細かい所では色々と違うところがあります。
中にはキャスターが付いていないモデルもありますので、自分に必要な機能があるのかしっかりと確認してから買うようにしましょう。
ベビーベッドはいつまで使える?
ほとんどのベビーベッドの対象は生後24ヶ月、つまり2歳まで使用可能としています。
しかし実際にはつかまり立ちをしだすと危なくてそこまでは長く使えないというのが多くの先輩ママたちの声です。
具体的な時期については、1歳半まで使ったというママさんもいますし、平均的につかまり立ちができるうようになる8ヶ月で使えなくなったというママさんも多いです。
つかまり立ちができるということはベビーベッドの柵を乗り越えてしまう可能性があるということです。
その場合は床板の高さ調整ができるものに関しては一番低くして、柵を乗り越えられないようにしておくと良いですね。
赤ちゃんはいつも親の予想を超えた行動をするので少しでも危ないと思ったら安全策を講じるか、使用を止めることをおすすめします。
また、ミニサイズのベビーベッドの場合もほとんどは24ヶ月までの使用となっているのですが、内寸が小さいのでつかまり立ちができるようになる頃にはベッドが窮屈になり使えなくなることが多いです。
床板を調整して一番低くしてもベッドそのものが小さいので、寝返りが激しい子は柵に頭をぶつけてしまいますし、横向きになった場合は内寸が60cmしかないのではみ出てしまいそうになります。
ミニサイズは通常サイズよりも使用できる期間は短いと思ってください。
ベビーベッドのメリット
値段も安くはないですし、部屋に置いておくのに非常にスペースを取るベビーベッドにも、もちろんメリットがあります。
赤ちゃんをホコリやペットなどから遠ざけることができる
ベビーベッドは床に直接ベビー布団を敷いた時よりも高さがありますから、その分ホコリから赤ちゃんを遠ざけることができます。
家の中でペットを飼っている場合にはペットの毛などからも遠ざけることができますし、ペットが直接赤ちゃんに触れることを防ぐこともできます。
衛生面に気を使うならベビーベッドの方がおすすめです。
おむつ替えや着替えもできる
ベビーベッドは赤ちゃんのおむつ替えや着替えのスペースにもなります。
ハイタイプのものであれば腰にかかる負担が少なくて済みますし、小さなイスなどを使えば無理な姿勢を取らずにベッドの上に赤ちゃんを置いたままお世話をすることができます。
収納スペースになる
一般的なベビーベッドの多くは床板の下部分が収納スペースになっています。
この収納スペースは非常に使い勝手が良いですね。
ベビーベッドがなかったとしても赤ちゃんのお世話グッズはどこかに置いておかなければいけませんからね。
ベビーベッドは置いておくのに大きなスペースを必要としますが、そのスペースを有効活用できるのは嬉しいですね。
ベビーベッドのデメリット
ベビーベッドの場合のデメリットはこちらですね。
大きい
多くの方が一番に挙げるのがサイズの問題ではないでしょうか。
特にレギュラーサイズのベビーベッドはサイズが大きく、圧迫感もあるのでミニサイズを選ぶ方も多いです。
家が広く、ベビーベッドを置く十分なスペースがあれば悩まずに済むのですが、そうでない家は多いと思います。
使用期間の割に高い
ベビーベッドはあまり長く使えるものではありません。
仮に8ヶ月までしか使えなかったとして、それに対して2万円前後のベビーベッドを買う必要性があるのかと迷ってしまいます。
そういった考えからレンタルをするファミリーも多いですね。
6ヶ月で7000円や、1ヶ月で2000円など様々な期間と価格でレンタルをしています。
使わなくなった後の処分のことも考えてレンタルするというのも賢い選択の1つですね。
また、中古のものをリサイクルショップやネットオークションで購入するという方もたくさんいます。
逆に新品を買って、使わなくなったら売るということも考えられます。
中には自作したというパパもいるので驚きですね!
転落の危険がある
柵を下げて一番低い状態にしておいたら寝返りをしたことで転落してしまったり、つかまり立ちをしだしたら柵を乗り越えて転落してしまう可能性もあります。
また、柵がありますので頭をぶつける危険というのは当然あります。
出典:Amazon
ベビーベッド用のベッドガードも販売されていますので、赤ちゃんが動きまわるようになったらこういうものを付けるようにしたいですね。
ベビー布団セットの基本
さて、ここからはベビー布団の説明です。
ベビーベッドを使用する方も、ベビーベッドの上にベビー用の布団を敷いて使うことになります。
ベビーベッドを使わないという方はベビー布団を床の上に直接敷いて使います。
なのでベビーベッド派の人もベビー布団派の人も基本をしっかりと抑えておきましょう。
ベビー布団セットに必要なもの
赤ちゃんが快適に安全に寝られるようにベビー布団セットを揃える必要があります。
下から順番に固綿敷布団、防水シーツ、キルトパッド、シーツとなります。
基本的にはこの4つの組み合わせを1つとして敷布団として使います。
これらにはそれぞれ普通サイズとミニサイズに対応したものがあります。
普通サイズの固綿敷布団は120cm×70cm、ミニサイズは90cm×60cmでベビーベッドの内寸と同じです。
固綿敷布団
出典:Amazon
硬綿敷布団は敷布団と言っても大人用のものとはとっと違って、硬いスポンジでできたマットレスのようなものです。
大人が使っているくらいの柔らかさの敷布団は必要以上に赤ちゃんの体を沈み込ませてしまい、血流が悪くなったり正しい姿勢で寝ることができないという弊害があります。
赤ちゃんの骨はまだ未熟で柔らかいのである程度の硬さで支えてあげる必要があるんですよね。
大人からしたら「こんなに硬くていいの?」と思うかもしれませんが、大丈夫なんです。
固綿敷布団は二つ折りにできるものがほとんどです。
防水シーツ・キルトパッド
固綿敷布団の上には防水シーツを敷き、その上にキルトパッドを敷きます。
画像左が防水シーツで右がキルトパッドです。
キルトパッドはシーツを通り越してきた赤ちゃんの汗やよだれ、その他水分や湿気を吸収します。
そして防水シーツは水分が固綿敷布団まで到達しないようにする役割があります。
おむつ替えの途中でおしっこをされてしまった場合などにも固綿布団まで濡れてしまうのを防げます。
キルトパッドと防水シーツは別々でも販売していますが、キルトパッドの裏面が防水シーツになっていてそれ1枚でOKという便利なものもあります。
出典:Amazon
シーツ
フィットシーツやフィッティングシーツと呼ばれるタイプのものが多く、いわゆるボックスシーツのようにかぶせるタイプのものが一般的です。
出典:Amazon
固綿敷布団に防水シーツ、キルトパッドを装着したら、それらごとまとめてシーツでかぶせます。
固綿敷布団は二つ折りになるものがほとんどなので、少し折った状態でシーツをセットして広げるようにしてシーツをかぶせるのがコツです。
シーツまでセットできたら敷布団側は完成です。
タオルケット・掛け布団など
基本的には掛け布団があればOKですが、タオルケットも便利なので用意しておきましょう。
季節によって夏は肌掛け布団を使ったり冬には綿毛布を使ったりします。
季節の他、部屋の温度に合わせて赤ちゃんが快適に過ごせるように服装と合わせて調整してあげましょう。
赤ちゃんはまだ自分で体温調整がうまくできません。
パパママがきちんと調整してあげることで赤ちゃんが快適に眠ることができますよ。
枕
赤ちゃん用の枕は赤ちゃん用品店でも売っていますが、基本的には赤ちゃんに枕は必要ありません。
赤ちゃんの体はC字型になっていて、枕は大人のS字型の体を支えるためにあります。
C字型から始まった赤ちゃんの体は10歳ごろまでに少しづつS字型になっていきますので、それまでは枕はいらないんですね。
吐き戻しが多いなど、気になるようであればタオルを2,3回折ったものを頭の下に敷くくらいでOKです。
ベビー布団のセットを買う
固綿敷布団から掛布団、掛け布団カバーまで必要なものが全てセットになって販売されているものも多くあります。
1つずつ好きなものを選んでいってベビー布団セットを完成させるのも良いですが、まとめて簡単に揃えたいという方はセットでの購入が便利ですね。
ベビー布団のメリット
赤ちゃんをベビーベッドではなく、畳やフローリングなどの床に直接ベビー布団を置いて寝る場合のメリットについて説明します。
パパママのすぐ横に赤ちゃん
パパママが布団を敷いて寝るスタイルで生活している場合、そのすぐ横にベビー布団を敷いて一緒に寝ることができます。
夜中に赤ちゃんが泣いた時もすぐに様子を見ることができますね。
すぐ横にいるので添い乳をしやすいというメリットもありますね。
赤ちゃんも起きた時にすぐ横にママがいると安心します。
自分たちは布団で寝ているのに赤ちゃんだけベビーベッドに寝かせる生活をしてみて、面倒すぎて2ヶ月で断念したというママもいます。
パパママと同じ高さのベビー布団ならお世話するときに高い位置への乗せ降ろしがないので楽ですね。
転落などの危険がない
ベビー布団を床に敷くスタイルはベビーベッドに比べてとても安全です。
柵がないため寝返りをしても頭をぶつけたりすることもないですし、転落するということもありません。
川の字で寝られる
ベビー布団を並べて寝れば、パパママ赤ちゃんと川の字で揃って寝られます。
この川の字で寝ることに憧れていたパパママもいるのではないでしょうか。
家族って感じしますよね。
ベビーベッドを買わなくても良い
ベビーベッドを買わなくても済むので当然、その分のお金がかかりません。
ベビーベッドにする場合は、その上にベビー布団をセットしなくてはいけないので結局ベビー布団も買わなくてはいけませんね。
育児にはお金がかかりますからね。
少しでも節約できるということは良いことです。
ベビー布団のデメリット
ベビー布団もメリットだけではありませんよ。
ホコリやペットなどから遠ざけられない
ベビーベッドのように高さがないので床に落ちているホコリから赤ちゃんを遠ざけることができません。
またペットを飼っている過程では柵などを設けないと赤ちゃんに近づいて触れてしまう可能性もあります。
上の子が下の赤ちゃんのところに入ってしまってイタズラをして困っているママさんもいるようですね。
窒息の危険性
赤ちゃんの隣にいるパパやママが無意識のうちに自分の掛け布団などを赤ちゃんにかぶせてしまい、赤ちゃんが窒息してしまうという危険があります。
寝ているときは無意識で布団をかけ直したり体制を換えたりしますよね。
パパママと赤ちゃんの間に柵などがない場合、そういった危険があるのも事実です。
ベビーベッドかベビー布団か
これまでにベビーベッド、ベビー布団のメリット・デメリットなどを詳細に解説してきました。
どっちにした方がいいのかだんだん見えてきましたか?
一番の基準はパパママの就寝スタイル
端的に言ってしまうと、パパママがベッドで寝るスタイルで生活している場合でベビーベッドを置くスペースが許されるなら、ベビーベッドの方がおすすめです。
パパママがベッドで赤ちゃんが布団というのはやはり生活しづらいですし、赤ちゃんをふとしたことで踏んでしまいそうで怖いですよね。
ベビーベッドは大きくてジャマな印象がありますが、床下の収納は非常に大きくて便利です。
逆にパパママが布団で寝るスタイルで生活している場合は赤ちゃんもベビー布団の方がおすすめです。
その場合ベビーベッドにしてしまうと夜中のお世話が大変ですよね。
授乳やおむつ替えごとに立ち上がらなくてはいけません。
ペットがいたりホコリが気になるという方はベビーベッドになると思いますが、特別な理由がなければベビー布団をおすすめします。
まとめ
ベビーベッドやベビー布団を購入する場合は特に、実際に家に置いて赤ちゃんの世話をしたり日常生活を送ったときのことを良くイメージしてから買うようにしましょう。
どこに置くのか、どの位置から赤ちゃんを抱き上げることになるのか、自分がどこにいるのかなど具体的にイメージすることが大切です。
特にベビーベッドは非常に大きなものですから、買ってしまってから通れない場所があったりしては困ります。
買う前と実際に使ってからのギャップがないようにしっかりと選びたいですね。